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2012年1月 5日 (木)

第53話  月日の経つのは早いもので2.5クール目に

 受診から4日目の9/30に1回目の生理が始まりました。今回の生理は出血量が通常より多くてびっくり。生理痛も少し強め。それだけ内膜が厚くなっていたのだろう。無事に1回目をクリア。

 生理周期が35日なので丸1ヶ月飛び、2回目は11/3から始まりここからマーベロンを21日間飲みました。11/23に飲み終わるのですが11/15前後から不正出血・茶おりがちょこちょこあり、「これは生理?」と思ってもそれ以上の出血がない。これは見なかったことにする。

マーベロンを飲み終わって3日目11/26土曜日の午後に『これは生理です。』と言わんばかりの出血量で始まったので、予約を入れたものの28日は予約いっぱい。わたくしが次に動けるのは30日これでは生理開始5日目になってしまう。仕方なく28日に朝一に入って時間が空いたときに診察とのこと。
 
時間かかるかな。こればっかりはしかたないもんね。タイミング悪いわたくしの体。

次回  第54話  ホルモン補充法に挑戦。


2011年12月26日 (月)

第52話 妊娠判定はいかに?

 9/19 夜の高木病院にて血を抜いて、9/20に電話して、ホルモン値はOK。

 9/26 またもや血を抜いて。いざ、判定は・・・・・残念。陰性でございました。体調の変化が無かったのでそんなもんかな。しゃあないね。という事で次。いくつ凍結できたのかしら。「1個凍結できました。」「1個ですか。」ちょっと凹み。なぜ凹むか、1個でも2個でも凍結手技料が同じだから。1個でも2個でも70000円。2個だったら1個単価35000円。

お金の問題かー?。お金の問題です。次回の1個で子供が出来ればいいけど次も視野に入れとかないと、年食ってんだから。次回移植したら、その次は生活に支障が出るので半年ほどお休みしないといけない。

「次、このまま続けてしますか?」「あー、1ヶ月あけてからいいですか。」「では、1回目の生理を見送って2回目の生理が始まったらマーベロンを飲んで、飲み終わって2.3日したら生理が来るので3日以内に受診してください。12月頭くらい移植でしょう。」「はい、たぶん12月半ばだと思います。」「生理周期が長いですね。予約入れてくださいね。」

 今日は残念賞と言う事で高木病院1階にあるタリーズで生クリーム増量してもらってたチョコラテの一番大きいのを飲んだ。半年振りくらいに甘いものを大量摂取。ごちそうさまでした。凹み解消、次回に賭ける・・・・メラメラ。

不妊治療助成金の書類も早速書いてもらいました。

本日のお支払い   自費 凍結手技料74350円 
                    検査費 6710円 
                    文書料 2100円      累計 566710円

  ②クール目終了。
  
    わぁー、今回1個の卵を残して56万円かー。次は移植費用くらいなのでちょっとはほっとしているけど、1個もストックなかったらほんとにやってらんない。資金がほぼそこをつきましたので、次回の移植しだいでしばらくご休憩の予定です。

次回  第53話  月日の経つのは早いもので2.5クール目に 

2011年12月18日 (日)

第51話 2個戻して、お願い。

 やってきました、9/14 卵は育ったかしら。・・・・。6個中5個に顕微鏡授精して4個が正常分割。1個は多核胚になっちゃった為さようなら。よしよし、4個も取れたな。しかし、悩みどころ、単純に確立で言えば2個戻すほうが1個より着床の確立は高い。2個のうち1個でも着床してくれればいいな。この年だし双子でいっぺんてのも良いし・・・。

「先生、2個戻せませんか?」「2個戻すと多胎のリスクが高いのでよくないです。最後の手段的なので。」「だめですか?」「まだ、移植が2回目なので行いません。」ということで今回1個戻しとなりました。

良く考えたら、後々どうしようもなくて2個戻して双子だったら、その時は今より年食っててもっと危険のような気がするけど。移植後、看護婦さんに「2個戻したかったんですけど。」「多胎は体にリスクがあるからね。でも、どうしても2個戻したかったらガンガン言わないと。」「ガンガン言っていいですか?」「ガンガン。」「でも今日は1個戻したので着床すれば良いんですけどね。」

残り3つは凍結となりますがちゃんと胚盤胞までいってくれますかね。今日からプロゲステロン膣錠とエストラーナテープ開始。
9/19の夜に採血して9/20電話でホルモン値の確認をします。ホルモンが足りないとテープが追加になるので取りに行く。
妊娠判定は9/26に血液検査がある。

わたくし的には、プロゲステロン膣錠が1番きらい。いつも起きる時間より30分ばかし早く起きて、ボーっとしてるところで膣錠入れてまた寝る。はっきりいって寝起きには入らない。ポロって折れることもあるし。この時にナプキンは必需品。後はいつもの時間に起きる。めんどくさいけど自分でやる(不妊治療)と決めたからやる。でも、嫌いなものはきらい。


本日のお支払い   自費 266440円(顕微鏡授精140000円+新鮮胚移植90000円その他お薬) 
                                               累計 483550円

次回  第52話 妊娠判定はいかに? 

2011年12月13日 (火)

第50話 採卵しましょ。そうしましょ。

 9/10時刻21時30分 またもや夜の高木病院に潜入。が今日は患者さんが1組。予約があったのでその1組を抜き去り処置室に。血を抜かれ、お尻にプレグニールを打ち、もみもみ。終了。

先ほどの1組さんも診察が終わったらしく支払いと薬をもらいに本ロービーに。わたくしの支払いは採卵日のつけなのでそのまま帰宅。

 9/12 朝の8時、アダムのおたまじゃくしを携えて、すっびんで病院入り。今日はアダムのおたまじゃくしはどうかしら。ずっと亜鉛を飲ませていたのは役に立っただろうか。拝むように看護婦さんへ託す。

 お部屋の鍵は今日は1番。お着替えしてベットで読書しながら待っていると看護婦さん登場。「トイレに行かれてから入りましょう。」「はーい。」トイレトイレ。いざ採卵室。「前回は採卵しにくくて、かなりお腹を押さえられたみたいです。」「はい、あれは結構きつかったです。」「今回は痛くないといいですね。」

ぷすっ。「液、出ました。止まりました。」   ぷすっ。「液、・・・。」   ぷすっ。ぷすっ。ぷすっ。・・・。

今日は全然、痛くなーい。左側も押さえられたものの、前回のような痛みはない。「先生、お上手。全然痛くなかったですよ。」「私って結構、うまいでしょう。」「お上手!!」ぱちぱち。先生に拍手をしつつ終了。

「今から2時間ほど休憩してから帰っていいですよ。」「あのー、この後仕事なので1時間半位の休憩でもいいですか。」「出血量もほとんど無いので体調がよければいいですよ。」ストレッチャーに移されお部屋に移動。2時間の休憩を30分値切って仕事へGO~よ。
  
 帰る前の診察で「今回は顕微鏡授精ですね。」「体外受精+レスキューじゃないんですか?」「この数値じゃ顕微鏡じゃないとだめでしょう。」そんなに数値が悪いのか。顕微鏡授精確定。

おたまじゃくしさんの数がちょっと減っていた。そういえば2週間ほど前、アダムは軽い風邪を引きやがったのさ。ばか。でも、今日アダムがいなくて良かった。絶対凹んでおたまじゃくしの数が減る。

全部で卵は6個。いくつ育ってくれるかな。「授精がうまくいけは15日の移植にしましょう。」「14日か16日でもいいですか?」「ええ、成長の進み具合を見たほうがいいですけど、過ぎるよりも前の方がいいですから14日にしましょうか。」「それでお願いします。」

ということで移植は14日に決定。

本日のお支払い   9/10分 自費  6980円 プレグニール代 
              9/12分 自費 90350円     累計 217110円

次回  第51話 2個戻して、お願い。

2011年12月 4日 (日)

第49話 採卵日けってい。

 9/9 8時50分 血液検査のため2階採血室に。いつもながら多いこと。あまり多いと5階での採血になる。よって今日は5階で採血。これから1時間ひまー。

やっとの事で診察室に入ると、エコー室に、また戻って卵の結果。「いい大きさに育っているので12日月曜日に採卵しましょう。明日の21時以降にプレグニールを打ちに来てください。その前に検査用の血を採って待たずに帰っていいですよ。」「21時以降に注射。血を採って待たずに帰る・・・。」

メモを取りながら口に出して確認。なんだか今回は集中力が低下してしていてブセレキュア点鼻薬を使い始めのときに1回し忘れてしまいヒヤッとした。気がついてすぐにしたので良かったもののなんか調子が変。

本日のお支払い   自費 8350円   累計 119780円

次回  第50話 採卵しましょ。そうしましょ。 

2011年11月28日 (月)

第48話 なんだか進行が早くない?

 9/7 9時 本日の分のフォリスチムは打たないで受診。血液検査でE2値の確認。エコーにて卵の確認。左右に大小4個ずつ位はあるらしい。よしよしいい調子ではないですか。ただ、前回も個数はあったものの取れなかったのもあるので一概に喜べないが、よしよし。

フォリスチムを2日分追加して次回は9日受診となりました。残っていた今日の分は家に帰って打ってから出勤。早く行かないとアダムがお店番しているので心配。

9日の卵の状態で採卵日が決定します。でもやたらと早くない?8/9生理開始から1ヶ月ちょいで採卵。①クール目はわけの分からないまま、いろいろな検査から始まって約3ヶ月だったので尚のこと早く感じる。

本日のお支払い   24030円 (自費 22000円)   累計 111430円

次回  第49話 採卵日けってい。

2011年11月20日 (日)

第47話 ②クール目はショート法でやってみる。

 『マーベロン』を飲むこと2週間。8/29生理がいらっしゃいましたので8/31に診察予約を取りました。

8/31から『ブセレキュア点鼻薬』と『フォリスチム自己注射』を開始。注射の説明書をもう一度しっかり読み直して初心に帰ったつもりで刺すべし、刺すべし、刺すべし。やっぱり、背中の痛みは出ません。これだけでもショート法にしたかいがある。

9/7に予約を入れる。卵の育ち具合で『フォリスチム注射』を追加するとの事だけど、前回は10日(10回)打ったのでたぶん追加でしょう。高いよな、『フォリスチム注射』。10回って結構多いよね。

『ブセレキュア点鼻薬』は前回のが半分残っていてショート法なので1本ですみそう。良かった良かった。出費は極力減らしたい。


本日のお支払い   83840円 (自費 81810円)   累計 87400円

次回  第48話 なんだか進行が早くない?

2011年11月14日 (月)

第46話 ②クール開始。今度はロング?ショート?

 ①クール目で一番痛かったことは、『卵管造影』。でも、②クール目ではしなくていいので、次に痛かったのは『低エストロゲン症』に伴う背中の痛み。これは結構、痛かったし、眠れない。じぁあ何が原因かを考える。『ブセレキュア点鼻薬』から『フォリスチム注射』の間が空くと痛い目にあうわけね。

ロング法では。『ブセレキュア点鼻薬』から『フォリスチム注射』の間か10日程度。ショート法は?おぉ、『ブセレキュア点鼻薬』と『フォリスチム注射』は同時開始ではありませんか。これは、使える。

8/10の受診日に早速先生にご相談。「先生、今回はロングですか?ショートですか?」「前回ロングでしたので今回もロングで。」「ショートじゃだめですかね。背中痛いし、卵も多く取れると聞きますし。」カルテを見て「低エストロゲン症が出たんですね。じゃあ、痛みは軽くなりますし、ショートでもいいですよ。ピルも軽めの『マーベロン』にしましょう。」

やった。心の中でガッツポーズ。「今日から『マーベロン』を2週間飲んで生理が来たら3日以内の診察予約を取ってください。」
「はーい、取りまーす。」意気揚々。ロング法で卵2個で、受精卵1個。ショート法で、いったい何個取れるかな。実験です。

本日のお支払い   自費のみ  3560円   累計 3560円

次回  第47話 ②クール目はショート法でやってみる。

2011年11月10日 (木)

第45話 ②クールに入る前に。

 6/14に流産の手術をし、少量の失血が2週ほど続きましたが、それほどの痛みも無く、6/27の検診となりました。「内膜の状態もいいので次の生理が来たら3日以内に受診してください。」「1回位、生理を見送ったほうがいいですか?」「年齢のこともあるので続けてのほうが良いです。」

手術の時とは違う先生なのでおっしゃることが違うのね。でも今回は続けてやるつもりだったので、次の生理から②クールを開始することに。『メルビン』は今日から開始。『メルビン』はお名前が『メトグルコ』になられました。

体重は『メトグルコ』なしでも60キロをキープ出来ているので良いでしょう。DHCは、すでに解禁してはいるもののあまり使ってないな。最近、引かれているのは、『桑の葉茶』『桑の葉エキス』。食前に飲まなければまったく役に立たないのであるが糖の吸収を阻害してくれる。糖は怖い。

 8/8、犬のことでなんだかんだしているうちに生理がやって来た。早速、診察の予約を取って、8/10診察です。一体、何日たったかしら。・・・手術から45日目で生理が来ました。出血量は、若干いつもより多いかな。生理痛もちょっとだけ強い・・・かな。程度。

今回のお会計は①クールにも②クールにもはいりませんが一応・・・3割負担1640円(診察・検査) 10割負担1210円(メトグルコ)  合計2850円

次回  第46話 ②クール開始。今度はロング?ショート?

2011年11月 4日 (金)

第44話 血迷って? 犬を飼う。パート7「殺処分犬から『栗』へ」

 観察は続く。2日目の朝、トイレに一箇所とトイレと寝床の間に一箇所おしっこがある。トイレシート交換。トイレのしつけは望みが薄い。サークルに近づくと犬も柵に近づいてくる。餌を見せると尻尾全開で振る。餌を見せながら「お座り。」と言うと座る。待ては我慢できず、餌にまさに食いつく。猫まっしぐらー。

通常の餌の量では足りず、2倍ぐらい食す。ウンチの様子を見ながらまずは飢えをとめなければ。飢えが大きければ大きいほど信頼関係が無い時点で手を出すのは危険。ただ、食べ物に執着するしていると言うよりも単にお腹がちょー減っているだけのような。

夕方、トイレにおしっこ。うんはトイレと寝床の間。良い硬さ。家族が集まると柵の近くをウロウロ。まだ触れません。アダムが近づくと寝床に逃げる。どうやら男性恐怖症気味。またもや餌は2倍。食べる勢いが若干減速。眠っていて、急にすさまじい勢いで飛び起きてアダムに吠える。。「大丈夫だからお休み。」と声をかけると寝床で寝る。寝ぼけたらしい2日目終了。

3日目朝も2箇所のおしっこ場所。これは決まったらしい。今日はわたくしがお休みなので、昼の観察を実行。餌をやろうとゲージに手をやると犬のお口が接近。やられるかも。でも、ここで急に手を引っ込めては反射的に咬まれる。わたくしの手をペロペロ。体をスリスリ。私をなでてとアピール。

ここは、意を決してなでる。まずは背中。首に上がり、あごの下。頭を上からなでようとすると腰が引けて逃げる。見える所からゆっくり手を見せながら背中からなでてやると喜ぶ。さて、抱っこはどうかな。脇に手を入れて持ち上げる。ここまではよろしい。体に近づけ抱っこ。体がこわばってるぞ。

今日はここまでにするかと、ゲージに戻すとピョンピョンはねて『もうちょっと』と催促。えーい、いいや、ゲージの戸を開ける。すぐに出てくるとわたくしが座っていた座布団の上に座り毛づくろい。ゲージから出したからには首輪をしないと一応100均で買ってきたものを付けてみると嫌がらずに付けさせる。

次はリードを付けてテーブルの周りをぐるぐる・・・。ひたすら、ぐるぐる。『お散歩ごっこ』と命名して外で散歩が出来るようになるまで、日に何回もやっていた。リードを短めに持ち、右回り、左回り、止まってお座り。また歩く。30分ほど歩いたらゲージに入れる。服従心がどれくらいあるか探るのにいいかなと思ってやっていたら、リーダーウォークと言う方法だと後で知った。

3日目夜、ゲージから出してとピョンピョン。「お前にはまだ早い。」お父さん犬よろしく、ちょっと威張っていってみた。効果が無いのでゲージにシーツをかけてみると諦めてご就寝。おやすみ。  すこし後に続く。 

次回  第45話 ②クールに入る前に。 

2011年10月29日 (土)

第43話 血迷って? 犬を飼う。パート6「殺処分犬から『栗』へ」

 犬を迎えることが決まったころに妊娠反応があり、犬が来るころに繋留流産になりました。忙しい。犬のためにサークル・トイレ・大量のシート、餌いれなど用意する。トイレのしつけがはっきりしないので準備だけはしておく。最悪の時は部屋中に敷いてやる。

6/3の夕刻、いとこが家まで連れてくる予定が遠方まで別のワンちゃんを連れて行くとのことで急遽、仕事場の駐車場にて受け渡し。車の中からけたたましい声。「あー、吠えてるね。」「うん、実は渡す前に健康診断とフィラリアの薬飲ませるはずだったんだけど、威嚇がすごくて、出来なかったの。」

車の中をのぞくとキャリアケースの中から歯をむいて威嚇中。ウー、ギャンギャン。「無理しなくていいから。もし無理だったら連絡して、迎えに行くから。」「一応、家で様子見てみる。」「これ、フィラリアの薬。」「しばらくは無理だろうから餌に混ぜ与えてみるかな。」ケースを抱えるとギャンギャン、車に入れてもギャンギャン、エンジンかけてギャンギャンギャン。

自宅まで15分ほどのドライブであるが、ずーっと話しかける。「怖いねー。」「曲がるよ。」「大丈夫、大丈夫。」延々としゃべり続けているとその内に吠えなくなり、自宅についてケースを持ち上げても吠えないし、威嚇もしない。

でも、まだはっきり性格が分からないので触ることが出来ない。お座敷に用意したサークルの中にキャリアケースごと入れて扉を開ける。サークル内をぐるぐる回って安全確認。2・3日は餌だけ上げて構わないようにしよう。

外観・鼻から眉間にかけて毛が無くツルツル。耳の外側の毛も無く、かさぶた。体毛が全体的に薄く、所々にハゲ。

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餌をやるにも、咬む犬として来ているので迂闊に手を出すわけにはいかない、かといってびびっているのを察知されてはいけない。「お座り。」ストッ。座る。「待て。」と言いつつ少量の餌を置くと、手なんて見向きもしないでガツガツガツ。これは飢えている。すぐさま食べ終わると尻尾をふり、わたくしを見つめる。

餌、追加。食べ終わる。見つめる。餌、追加。食べ終わる。3回ほど繰り返すとサークル内をぐるぐる。う~ん。コロ。踏まないでー。シートで犬をけん制しながらすばやくシートを換える。寝床に用意した毛布の上に行き寝る。人が動くと寝床から起きてきてサークルの中をそわそわ動く。

観察は続く。

次回  第44話 血迷って? 犬を飼う。パート7「殺処分犬から『栗』へ」


次回  第43話 血迷って? 犬を飼う。パート7「殺処分犬から『栗』へ」

2011年10月23日 (日)

第42話 血迷って? 犬を飼う。パート5「栗ひろい」

 いとこには犬を飼う意思があり、縁があれば紹介して欲しいことをつげ電話を切った。わたくしだけ乗り気でも犬は家族になるのだからみんなが納得しないとね。

 数日して、いとこから電話。「2歳のトイプードルだけどどう?」「トイプーってどうして。」「飼い主が保健所に連れてきた犬なの。咬むからって。」「咬むの?」「咬むらしいけど保健所の人は咬まれて無いみたい。」2歳・トイプー、惹かれるな。でも、咬む。

「トイプーだから他にも貰い手があるとは思うけど。」「1日だけ頂戴。」といって1日待ってもらった。アダム、お義母さまを交えて家族会議。「2歳のトイプードルがいるらしいけど。」「トイプードルってどんな犬?」そこからですか。動物病院からもらったカレンダーをめくり指し示す。

「かわいいね。」「でも咬むらしい。」「咬むの?」「らしい。」しばしの沈黙。通常、ここでNGが出るはずなのに「大丈夫・・・かな。」「栗1世も少し咬んでたし、何とかなるんじゃない。」意外な賛同を得たので早速、いとこに連絡して受け入れOKを伝えた。

予防接種して2週間は保健所にいなければならない規則なので我が家に迎えるのは6/3に決まった。縁がつながった瞬間。

次回  第43話 血迷って? 犬を飼う。パート6「殺処分犬から『栗』へ」

2011年10月17日 (月)

第41話 血迷って? 犬を飼う。パート4「栗ひろい」

   動物愛護ボランティア ハッピーボイス   http://www7.ocn.ne.jp/~happy630/new.html
   ワンだふるニャいふ ハッピーボイスブログ http://happyvoice.sagafan.jp/

  前回からの続き。なぜいとこが動物保護団体をしているのを忘れていたかと言うと、あまり関わりたくなかったから。何が困るかと言うとわたくし自身が保護活動にはまる危険性が高いからです。どっぷり、はまると思う。

過去に車に引かれた犬を保護し病院に連れて行き大枚はたいたり、うじさんの沸いた子猫を拾ったり、虐待をうけていた猫を貰い受けたり。と何度と無くアダムに迷惑をかけてきた。今は特に、不妊治療を始めたので寄生虫だけは注意している。

 ただ、今回HP・ブログを見て、大変な頑張りように感動してしまった。寄付と個人の持ち出しで猫ハウスを作ったり、保健所から殺処分になる犬を引き取り里親を探したりとすごい活動。

 そこでまず目を引いたのがミニチュアダッククス。良く見ると前足が1本無い。公園に3匹いっぺんに放置されていたのを保護。しばらく、元の飼い主を探してみたものの、飼い主が現れなかったために里親の募集になった。

前足が1本無くてもいいかなと思いアダムとお義母さまに相談。答えは不可。もし転んでけがをしたら怖いから。ミニチュアダッククスはあまりの好きではない。との理由。

一緒にいるのはほとんどお義母さまなので意見は尊重しますが、一応、この子の状況を知るためにいとこに電話をするとブログに写真アップする前に里親希望が居たそうでその方が引き取られたそうです。よかったね。またもご縁が無く。

次回  第42話 血迷って? 犬を飼う。パート5「栗ひろい」

2011年10月12日 (水)

第40話 血迷って? 犬を飼う。パート3「栗ひろい」

 話は前後しますが体外授精をしたころから、本格的に犬を飼うことを考え始めた。この時期になぜ?と思われるかもしれないが、ようするに『お義母さまよけ』。言い方は悪いがうっとおしい。嫌いじゃないのよ。

ものすごい世話焼きさんなので妊娠などしようものなら始終「大丈夫?これ食べなさい。あれは私がするから。」と干渉が激化するのが目に見えている。お義父さまが入院してからは『栗2世』を話し相手に、お散歩が日課だったのに、最近はわたくしにその日の行動をひとつ残らず報告。

通常であれば、軽く受け流してご機嫌も取れようが、妊娠してホルモンバランスが狂っているときに言われるとさすがに切れそうなので予防線を張ることに。犬が予防線になるか?なってもらわなければ困る。ようは、一心に世話を焼ける何かがあけばいいのである。

 では、どのような犬を飼うか?血統書の子犬?雑種の子犬?否!成犬はどうだろうか。子犬をしつけるだけの時間が取れない。早速、地方月刊誌に載っている、『犬譲ります』を見てみる。前提は室内犬、トイレのしつけが出来ているとありがたい。

ネットで調べると福岡のある動物保護団体に惹かれる犬が。譲渡の規則が厳しいがそれでも引き取りたいと思い、メールで問い合わせても1週間ほど連絡が無い。返事が来てももう貰い手がつきましたとの事。まあ、貰い手があったのだから喜んでやらなければならないがなにか釈然としない。縁が無かったのだろう。

ある日、地方新聞の『犬譲ります』にいとこの名前を発見。そういえは私設の動物保護団体してたっけかな。HPアドレスが載っていたのでのぞいてみる事に。がんばってるな~。

動物愛護ボランティア ハッピーボイス   http://www7.ocn.ne.jp/~happy630/new.html
ワンだふるニャいふ ハッピーボイスブログ http://happyvoice.sagafan.jp/

次回に続く

次回  第41話 血迷って? 犬を飼う。パート4「栗ひろい」

2011年10月 7日 (金)

第39話  ①クール終了

 6/27術後の検診。内診の結果は、まだ少し出血があるものの内膜もきれいで大変良いそうです。「次回の治療はどうしましょうか?2・3ヶ月ほどお休みしても良いですよ。」「いいえ、体に問題なければバンバン行きましょう。」

それでは次の生理が来たらすぐに予約を入れて3日目以内に診察と血液検査をしましょう。それでスケジュールを組んでいきましょう。」「はい、②クールもよろしくお願いします。」

前も後も分からないまま始めた不妊治療も①クールが終了しました。②クールに備えメルビン→メトグルコが再開、体を整えましょう。160センチ-60キロこの数字を維持しながら次に進むのであります。

本日のお支払い   2850円 (メトグルコは10割負担 1210円)  累計 544000円 ①クール終了

   ロング法による体外受精 
    プラノバール  14錠     
    ブセレキュア点鼻薬 2本  
    フォリスチム150mg  自己注射×8回  院内注射×2回
   採卵2個 → 受精1個 → 繋留流産 → 手術            以上

次回  第40話 血迷って? 犬を飼う。パート3「栗ひろい」

2011年10月 1日 (土)

第38話 麻酔からさめるまで。

 AM6時 絶飲になる前に薬を飲むため、看護婦さんから起こされる。 点滴開始。点滴の針を刺すのに失敗。その痛みのほうが強くて、お腹の痛みが気にならない。朝食なしのため、ひたすらゲーム。

 AM8時30分 有馬先生が顔を見にくる。その後アダム到着。

 AM8時45分 車椅子で手術室に向かう。新館から手術室に行くには、本館の病室の廊下を通らなければならないため、他の患者さんからかなり見られる。その逆でわたくしからも病室が見える。昔ながらのカーテンの仕切りだけのベット、狭い。新館でよかった。差額ベット代1200円かかるけど絶対、新館。

 前室で手術室の看護婦さんに交代。手術台に乗ると、「もう少し、前に座って。もう少し前。おしりを浮かせて。」などと緊張感の無い指示がある。なぜかBGMは『夏祭り』「きーみーがーいたなーつーはー」懐かしさについ、ニヤリ。わたくしの年代に合わせていただいたのが有馬先生のご趣味か。

心電図・血圧計装着。「点滴から麻酔薬が入りますよ。1、2、さー。」ここで記憶が途絶えた。麻酔薬が入ると冷たいな。音がボヤッとしたなと思うと目の前が真っ白になって記憶なし。

次に目が覚めると手術室の前室。「やっと目が覚めましたか?10分ほど長く寝ていましたよ。」数回瞬きをすると麻酔が抜ける感じ。もう少し寝ていたかったな。最近のストレッチャーは自動で横のベットに患者を移動できるのを知って大感激。

 AM9時45分 病室に無事帰還。アダムはわたくしが長く寝てしまっていたのでカンファレン室で取り除いた内容物を見せられてしまったらしい。かわいそうなことをしてしまった。説明では、胎盤も胎胞もきれいに取れたので、後は少し出血して終わるそうな。

 昼食までもう一度、寝る。軽い生理痛みたいな感じがある。待ってました。昼ごはん。アダムは外に食べに行った。

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30分~1時間ごとに看護婦さんのご訪問。3時ごろに早めの内診。「出血が多少はあるかも知れませんが退院しても大丈夫です。」と言うことで早足で病室に戻っていると「まだ、ゆっくり歩いてください。」としかられた。

準備万端、さぁ帰ろう。でも、入院費の精算が病室に上がってこない。それから待つこと30分。請求書を持ち、人質となった10万円を救出して、家路に着いた。

本日のお支払い   22190円 (3割負担)  累計 541150円

次回  第39話   ①クール終了

2011年9月24日 (土)

第37話 ラミって、痛いの?

 PM 2時ごろ『ラミナリア』を入れるため、5階の処置室に。SSを2本入れるとの事。エコーでまず内診の後、スルッ、スルッ、終了。「先生、『ラミナリア』は痛いらしいですけど後から痛くなるんですか?」「膨張するときも多少痛いでしょうが、入れる時が一番痛いですよ。」「全然、痛くないですけど。」「サイズが細いことと本数が少ないこともありますけど、人によってはかなり痛いです
よ。

ただ、念のため病室に帰るときは寄り道をせず、人のいる所を通ってください。」人のいる所。何かあったときに助けてもらえると言うことですかね。いったいどのくらい痛むのか、ちょっとドキドキ。

 PM3時 抗生物質「セフゾン」を飲む。寝る前に1個、翌朝6時に1個、飲むように指示が出ました。

 PM6時 夕食 豆腐の炒め物 揚げていないカツ。なかなかおいしくいただきました。
 
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『ラミ』の痛みが気になるかな。入れたときは違和感だけなのがこの時には、生理の軽い腹痛がするくらいの痛みを伴う圧迫感がある。これより絶食開始。

アダムが気を使って、ちょこちょこメールをくれる。今までこんなにいっぱいメールをくれたことが無いので、ちょっとうれしいな。アダムは少しだけ顔を見に来たので9階からの夜景を二人で見ることに。さすがにネオンが少ない。

Photo

 PM9時 就寝時間。でも、眠れるわけが無いので今日のために用意した、ニンテンドーDSソフト『トリツク』を開始。集中、集中。痛みを感じなくなるくらい集中。

 PM10時 明日のことも考え就寝。ここら辺から『ラミ』がいたずらし始める。わたくしは、ほとんど生理痛が無いので今までの生理痛の中で一番痛かった時のあえて言えば3倍くらい。でも、生理痛の強い方であれば通常の生理痛くらいではないかな。

痛みのため、1時間ごとに目が覚める。向きを変えたり、枕を抱っこしたりしながらウトウト。

 AM3時30分ごろ、ウトウトできる時間が無くなり、限界。看護婦さんに『ロキソニン』を1錠もらって飲む。痛みが止まってきので寝る。はじめから痛み止め飲んどけば良かったような気が。前日のPM7時くらいに飲んでAM1時過ぎくらいに飲めば痛みのセーブが出来るのではないかしら、などとシュミレーションしてみる。

次回  第38話 麻酔からさめるまで。

2011年9月19日 (月)

第36話 PON、入院しまーす。

  6/13 10時・・・1泊2日ながら立派な入院です。病院の受付で保証金10万円を人質に。入院申込書なるものを提出して病室のある新館9階へ。担当の看護婦さんが来るまでナースステーションの横にある談話室でアダムとステイ。

すぐに部屋に案内されるとちょっとビックリ!。4人部屋ではあるが広いし、机と一体式のクローゼットが壁代わりになっていてプライベートなスペースが確保されている。冷蔵庫付。横を向いてもお隣さんとは顔が合わない。

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早速、部屋着に着替えて身長・体重測定をすると3キロほど太っている。そうよね、妊娠してから過度なダイエットは禁止なのに嗜好が変わったせいで食事が荒れていたの。一通り問診もすむと後は2時ごろまではフリー。

9階の西の窓からは昇開橋(しょうかいきょう)が見え、南の窓からは新田大橋(しんでんおおはし)が見える。要するに他に大きな建物がないと言うことですね。ここでアダムは仕事に行きました。

昼食はちらし寿司とすり身のお吸い物。病院食にしてはお味が良いほうです。
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昼食後、先生が心臓と肺の音を聞きに。午後2時ごろに『ラミナリア』を入れる処置をするとの事。『ラミナリア』ってなに?

次回  第37話 ラミって、痛いの?

2011年9月15日 (木)

第35話 やはり流産ですか。

 6/8 運命の日です。ジャジャジャジャーン。

 今日もアダムは一緒。出血は無かったけど、まぁ、予測はついているんですけどね。エコーでも成長の兆しなし。「育ちませんでしたね。」と先生からも言われ、「6/13入院で14日手術ですね。」と言われる。ほらね。

アダムを見ると、表面上は落ついている様子。だって、がんばったモン。前回の診察前から「年が上がるほど流産率は上がるし、通常でも4・5人に1人位は流産するのよ。2・3回の流産は覚悟の上。わたくしは平気なんだから心配しないで。」と繰り返し繰り返し子供に言い含めるように・・・。

さーて、アダムは納得した?として次は、お義母さま。1泊2日とはいえ、嫁が家を空けるとなるとそれなりの理由がいるのである。それも流産だし。一応、正直に「流産したので手術のため、1泊2日で入院します。」と言ったら、「それは残念だったね。」
と言って次の日寝込んだ。

フォローとしてアダムに言ったことを繰り返す。でも残念と言ってもらえてうれしかったな。一番いやな言葉は、「いまさら、子供は要らないでしょ。」もし、この言葉が出てきたら、速攻、家を出るつもりだった。この家の嫁で良かったな。

ちなみに、同居なので、旦那がいくらいい人でも両親と気が合わなくては地獄。多少、旦那がぼけぼけ君でも両親と仲良く暮らせたらハッピー。だから、わたくしはラッキー。

本日のお支払い   2150円 (3割負担)  累計 518960円

次回  第36話 PON、入院しまーす。

2011年9月 7日 (水)

第34話 血迷って? 犬を飼う。パート2

 前回からの続き。
 「栗1世」が我が家に来て半年ほどして、お義父さまは事故で半身不随・高次元障害の身に。それから3年間入の後、在宅での介護。オムツを替えているわたくしのことは、誰だか良く分かっていなくても「栗」の名前だけは忘れません。

歩く先に「栗」を繋いでおいて「栗が待っていますよ。」といって歩かせるとか、セラピードック的な存在でした。犬用のおやつを用意していても覚えられないため、自分の食事をあげてしまうか、犬用のおやつを義父さまが食べてしまう。

入院中は、ほったらかされていたのでしつけが中途半端。若干の威嚇行動に出たこともありましたが退院後はしつけ直しをしたので本噛みになる前に落ち着きよいパートナーになり、7歳にてお亡くなりになりました。

Maron11

 「栗1世」死去、3ヶ月ほどで「栗2世」をお迎えしました。早いですけどお義父さまが黒い物体を見ると「栗」と話しかけるから。ゴミ箱だったり、バックだったり、ただの物体なので当然よってこない。するとおもむろに自分のスプーンの中身を物体に向かって・・・ぽい。

これにはお義母さま、切れる。これを何回も繰り返すので、早い段階で「栗2世」計画が発動。ただし、食べ物には注意すると家族会議の末以下のように決まりました。お義父さまの怪しい動きの時には、声をかけて注意をそらすこと。こっそりあげている時には犬より強制回収。

幸い「栗2世」は口に手を入れて食べ物を出してもまったく気にしない。そのうちお義父さまもショートステイでの外泊が多くなってきた事や認知症による意欲の減退で自分で食べ物を口に運ばなくなったりで「栗2世」が人間の食べ物を食べることは無かった。

それ由、短命だったのが悔やまれる。  何話かあとにつづく


次回  第36話 やはり流産ですか。