第130話 痛いのはおしりー!!
まだまだ増す陣痛。徐々に自分の体重だけでは痛みを緩和できなくなってきた。陣痛って子宮の収縮だからおなかが痛いのか、出口である膣口が痛いのかと思っていたらおしりが痛いんだよー。初めは膣口とおしりの間においていたボールも今やおしりの穴をグイグイ押す状態。
それでも痛みから逃れられなくなると人力に頼るしかない。「看護師さんお願いします。」近くにいた若い看護師さんにボールで押してもらい何とか波を乗り越える。「またお願いしま・・・す。」若くても慣れたものでグイグイ押してくれます。しかし、看護師さんを独占するわけにはいかず最後の綱はアダム・・・。
不安よりも痛いのをどうにかしないと。「アダムもっと力を入れて押して。」自分しかいないと気が付いたらしく嫌がることもなく押し続ける。猫の手よりも役に立ったよ。
次回 第131話 局部麻酔と会陰切開
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