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2011年7月

2011年7月31日 (日)

第26話  実感ないけど着床した?  

  緊張の10日間。体調に変化が出ないので着床してるやら育っているやら、はたまたサヨナラしてるやら。お腹をぽんぽんしても返事は来ない。長いな10日間。と思っていると5/7はやってきました。

1時に病院に入って血液検査、結果が出るまで1時間。2時少し過ぎに呼ばれて診察室に入って結果を聞く。「血液検査の結果は、陽性です。着床してますね。」「やったー。」先生とハイタッチ。先生はちょっと驚いていましたが、笑ってた。

「ホルモンもほぼ自前で大丈夫そうですが、一応追加で2錠出しておきますね。」『妊娠反応陽性の方へ』という紙を貰う。そこに妊娠4周台とか5週台とか流産についてとかこれから考えられることを大まかに書いてある。今は4週0日なのでエコーでは何も見えないので行わないと書いてある。

次の検診は5/16 9時なので5週2日。エコーに写るとうれしいな。まずは、アダムに報告のメールを打つ。『妊娠反応でました。でもまだどうなるか分からないので、16日朝診察です。』あまり喜ばせすぎては後々流産となるとショックが大きいのでやんわり伝える。

前回、といっても10年くらい前に自然妊娠しましたがその時は、稽留流産したのであまり大喜びさせると後がかわいそう。アダムがね。前回妊娠してハッピーホルモン全開になって幸せ気分になった。自然とにやにやしたり、心がかなりアゲアゲ。今回もなるかなと思っていたがならなかったのはなぜ?。

心が流産を懸念してセーブした?ただ単に体が年取ってその手のホルモンが出にくくなった?年のせいで感動しなくなった?ちょっと残念。結構、気持ちの良い期間だったのでおまけを貰いそびれたおもいが・・・。

本日のお支払い    (自費  8560円。)  累計 497810円

次回  第27話 禁忌な食べ物てなあに?

2011年7月26日 (火)

第25話  ホルモン上々。電磁波カット。

 4/30電話でホルモンの確認。数値が良いので追加のお薬は無いそうだ。5/7の1時に血液検査、診察まで何も無し。今まで時間に追われていたのでこの空白は変な感じ。

 最近になって電磁波が気になる。通常の生活でそう心配ないが、わたくしの仕事場は電磁波がかなり多いことを発見。2畳ほどの空間に付けっ放しの常時使用しているパソコンが2台、電子レンジは1メートル以内、自動ドアの真横、ちょっと特殊なモーターを使う機械など。これは、さすがによろしくない。

早速、ネット通販で電磁波カットのエプロンを購入。前だけではなく背中側もすっぽり覆うものを選んで注文6900円。が、サイズが小さい。Lサイズを注文したので安心しているとバストが入らない。脇を少し開けておくと入るには入るがちときつい。うっかりタグを切ってしまったので返品不可。エ~イ、違うメーカーでフリーサイズをもう一着だ~。7200円。

要らん出費をしてしまった。アダムには内緒にしないと怒られる。ブツはお隣さんにでもあげるかな。お隣さんはわたくしよりも細身だし、喜んでくれると思うけど、高価な贈り物になってしまった。エーン、エーン、わたくしのおこづかいが-。

次回  第26話  実感ないけど着床した?  

2011年7月20日 (水)

第24話  何でもいいから神頼み。

  4/29祝日ではありますがお約束の血液検査に行きました。やっぱり人が多いですが予約を入れているのでチャッチャツと終わり、長居は無用。逃げるようにご帰宅。のはずがなぜか運転手のアダムは自宅とは違う方向に向かうのでありました。

街中を過ぎてしばらく走ると「ここらへんから入る道があるはずなんだけど・・・。」目の前は山。周りは田んぼ。高速道路の高架をくぐり、ここはどこ?「あった!あそこから入ったところ。」確かに生垣と生垣の間に道があります。よく見ると鳥居がある。矢印の標識もある。『男女神社』「だんじょじんじゃ?」「違うんだな。なんにょ神社って言うの。」「にゃんにょん」「老若男女のなんにょ。」

「で、なにしに?」「もちろん神頼み。」アダムいわく、あと10日も何も出来ないなら神頼みしかない。それなら出来るだけ良いところに行こうと思い、探したのがこの神社『男女神社』だったそうです。

やっと探した道を少し入ると看板があり左折。後はひたすら坂道・・・。こんな道登るの?と言うような坂を登り、この先のはずと思っていると回りはみかん畑。橘の香りに囲まれてさらに登ると突然、男女神社駐車場。そこに車を止めて振り返ると佐賀平野が一望できる。この日は雨の後の晴れの日だったのでスカッとした青空に佐賀の町がキラキラ。キレー。空気が違う。

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山の中の20台ほど止めることが出来る駐車場には一台の車もない。でも広い。それでは本殿に。駐車場から本殿に向かうと雅な音楽が聞こえてくる。雅楽のあの独特な音階。鳥居と石階段を抜けると本殿バーン。山の中の神社にしてはえらく御立派。

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新しいぞ。社務所もキレイだけど人がいない。何はともあれ拝んどきましょう。記帳が出来るので願い事を書いて、社務所でお守りでも買って。社務所にも人がいないので『お守り代はここに入れてください箱』に入れて帰る。無用心だけど良いのか?

本殿の横には形からして子宝に恵まれそうな石が・・・。そんなにグロテスクな作った形ではなく、いつの間にかこんな形になりました的な趣き。さっそく、アダムと一緒になでなで。

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 この神社は700年以上前の古文書に名前のある、かなり由緒の有る神社らしい。御祭神は、イザナギノミコト・イザナミノミコトなので縁結び、子授け、安産などのご利益があります。わたくし的には大きな楠の木が有り、良い気か流れているパワースポットだと感じます。また来るぞー。山を下るので暗くなる前に帰ろーっと。

本日のお支払い    (自費  4350円。)  累計 489250円

次回  第25話  ホルモン上々。電磁気カット。


2011年7月13日 (水)

第23話  たまご、入ります。 

  14:30 いよいよ移植。1個目ちゃん入りまーす。移植は採卵した処置室であるので前室でお着替えを済ませ、貰った控え室の番号のお部屋でしばしの休憩。今日は3番のお部屋。移植の場合はおしっこが膀胱にある状態のほうが良いとのことなので受付以降トイレに行ってはいけません。化粧はしたままOK。

その内看護婦さんがお迎えに来るので自力歩行で処置室の台の上まで移動。やはり、薄暗い。先生や看護婦さんにご挨拶、消毒、機具挿入。移植する場所を確認。ちょっと押されたような感じがしておしまい。10分かかった?さすがに休憩室への帰りはストレッチャー。

トイレは行って良いし、1時間位したら自分で待合室に戻るように言われる。ケータイのアラームをセットして寝ましょう。でもアラームがなる前にナースコールで「待合室に戻って言いですよ。」と言われた。初めてなので気を使ってもらったのかしら。

前室に行くと2番のお部屋の方がお着替え中、こちらも気を使って部屋の外で待ってます。ただ単にそのほうが着替えが早いから。真っ裸でしゃきしゃき着替えたい。

待合室で待つこと20分診察室に呼ばれる。ホルモンを調節するシールや膣剤なるものの説明を受け次回の診察を決める。4/29に血を抜きに来ること、4/30に電話で血液検査の結果を聞いてホルモンの状態が悪いと膣剤やシールの追加があるそうなので、これは忘れてはだめ。診察は5/7 14:00 約10日長いなー。

気になったので卵は子宮に置いただけなのか聞いてみると、ヒダのようなところの下に差し込んでいるとのこと。だから通常の生活(激しい運動はだめ。SEXはもちろん禁止。)では簡単に落っこちないらしい。良かった。

本日のお支払い    180円(自費・体外受精・移植・レスキュー・薬  216040円。)  累計 484900円

一気に倍増、お金に羽が生えました。待って~~・・・。

次回  第24話  何でもいいから神頼み。

2011年7月 9日 (土)

第22話  受精したのしなかったの?

  ハラハラ、ドキドキ・・・。だって連絡来ないんだもん。わたくしの思っていたのは受精してもしなくても電話くらい来るのかと思っていたら来ない。後で考えれば自分からすれば良かったのねと思いもするし、受精したものの成長しなかったと空喜びになるのも後でショックよねとも思う。

一人の時に電話で受精しませんでしたと聞くのもなかなか精神的につらいものもあるが・・・待つのみもなんだかなぁ。

 4/26 14:00  診察  結果は、2個採取した内 1個は正常受精、もう1個は受精せず。あまり良い卵ではなかったのだろう、もしくは受精したけど分割しなかった。1個か・・・ちょっと複雑。欲を言えば2つとも分割してくれれば確率2倍。そんなに単純じぁないけど心的にね。

でも、コスト的に考えると1個のみを冷凍保存したときのコストもなかなか高い。理想的に言えば3個から5個くらい保存できるくらいが安上がり。「安いってあなた」と言われてもお金は大事。気が早くても計画だけはしておかないと。

別の問題。もし、2個とも受精していた場合、1個移植か、2個とも移植かを考えてもいた。1個移植した場合、1個目ちゃんがリタイヤした場合、2個目ちゃんにタスキが渡せる安心感。うまくすれば次男・次女もいける。

2個移植の場合、確率2倍。心的に。2個のうち1個でも育てば儲けもの。双子ちゃんだったら万々歳。育てるのは大変だけど一人よりは二人の方が生きていくのに心強い。はず・・・多分・・・私的意見ですが・・・。

しかし、現実をみると1個。むむむ・・・。別に悩むことではないのである。1個で成長していただければ喜ばしい限り。で・も・・・、何を考えているか、妄想ですよ、妄想。この1個目ちゃんが無事成長してくれて生まれるとしますね。わたくし的意見からすると兄弟が居た方が良い。では次の子の時、もう一度不妊治療は確実よね。次の時ってわたくしはいくつでしょう?

妄想ですよ、妄想。別に一人っ子でも良いのよ、子供が出来るチャンスが着ただけでもありがたい。

ちなみに1個目ちゃんは7細胞期胚 グレード2 なんじゃらほい? 予備知識なしで取り組んでいるので何のことやら分かりません。先生が言うには「グレード的には良いですよ。このツブツブも多くないので良いですよ。」「はぁ。」ここは喜ぶとこなんでしょうかね。たぶん。先生が言うことは疑わない。疑うと心配になってストレスになる。するとホルモンの分泌にも影響するし、

血行も悪くなるし、冷える。冷えは良くないね。良い卵胞と言っていただけているのであれば良い卵胞なのである。表を出してこの卵のグレードの位置関係を説明されると、『あぁ、良い位置占めてるな、こいつ』となんとなく把握したかな。たぶん。写真を貰ったので拝んでおきましょう。『育てよ、お前』 ほぼ恫喝。

Jpg

それじぁ、1個目ちゃん入りまーす。


次回  第23話  たまご、入ります。 

2011年7月 4日 (月)

第21話  何個 取れたでしょう?

六刺し目につい、「痛いです。」「痛いですね。」痛くて正解なのね。「後1・2個なんですけど、今からでも麻酔しましょうか?」先生、本気で言っていないでしょう。意地悪くしか受け取れない精神状態なわたくし。「いえ、このままで良いです。」悔しかったから、首を伸ばしてモニターを見始める。

お腹押さえの看護婦さんはずっと力を抜くことなく不動。するとモニターに2つ並んだ黒い袋が現れた。片方の袋に針らしき棒が刺さると少し萎む。少しして棒を下に引っ張ると黒い袋も一緒にググッと引っ張られて、プルンと元の位置に戻ると袋が無い。2個目の袋もこの調子で消える。

六刺し目でようやく「卵、2個ありました。」と聞こえた。てことは今まで卵、入ってなかったの、ちょっとおののき。合計八刺しにて採卵終了。帰りはストレッチャーにて2番控え室でご休憩。お腹が少し痛いなぁと思っていたらいつの間にか寝てた。

2時間の休憩の後、娑婆に戻るとさすがにアダムは待合室の端で待ちくたびれていた。もう一人同じ運命のだんな様も別の端っこで待機中。「お待たせ。」「長かったね。」「休憩しなきゃいけなかったからね。」「痛くなかった?」「痛かったぁ~。」詳しくは言わないでおいてあげよう。びびるから。

診察室に呼ばれて、結果発表・・・取れたのはやっぱり2個。「プレグニール打ちに来ました?」「ちゃんと時間通りに来ましたよ。」「取れたのが少ないんですよね。小さいのまでがんばったんですけど。でも顕微鏡受精まで考えてあるから2個でも大丈夫でしょう。4/26移植予定ですので午後2時30分までに来てください。」帰り際にアダムのオタマジャクシ検査の紙を貰った。

今回は数も増えていて、活性剤のおかげで活動力もかなり良い。がんばって仕事しろよー。

この日はさすがに下腹部が少し痛い、抗生物質を飲むように、お風呂は諦める。受精したか、連絡来るのかしら?聞きそびれてしまった。どきどきの3日間。


本日のお支払い  (自費のみ 90350円。)  累計 268680円

次回  第22話  受精したのしなかったの?

2011年7月 1日 (金)

第20話 採卵と麻酔

 4/23、いよいよ採卵、卵とり、卵の収穫。今回もアダムのオタマジャクシは自宅採取のため朝からがんばっていただいた後、採卵にあたり、朝8時30分までに病院入りします。もしもの為にすっぴんで。もしもと言うのは緊急に麻酔をかけることになった場合。ここで麻酔をするか否かでちょっと迷った。麻酔をしてもらうと+5000円。痛みの程度を聞いても針が子宮の膜を

通る時は痛いけど卵巣自体には痛点がないので痛みはないとのこと。う~ん、針の傷みか、5000円か。麻酔をかける場合は付き添いがいないといけない、今日はアダムが同行しないと言っていたので麻酔なしにしました。決してお金にまけたんじゃないと言っておく。だれに?

名前確認の後に採卵する処置室には入るためにお着替えに・・・。何でアダムが横にいるの?「今日休み取ったから、居た方が良いかと思って。」いらんけどまあ良いか。待合室で3時間も待つ気があればどうぞ。わたくしは着替えに。まっ裸の上に手術

着、ヘアカバー、専用スリッパに着替えたら、2番の控え室で横になって待つことに。しばらくすると看護婦さんが呼びにくるのでトイレに行ってから徒歩にて採卵処置室に。モニターを見るために薄暗くした部屋の中に3人の看護婦さんと先生。横の部屋から2人の培養技師さんが現れて丁寧に挨拶されました。

 処置台の上にV字開脚で寝ると まずは、子宮内の消毒から。これが結構痛い。金属で押し広げて、上下左右をぐいぐい拭かれる。いざ一刺し。子宮内の一点をぐっと押されたかと思うと、ぢくっ。ぐぐぐって感じ。あぁ、なるほど痛いといえば痛い、この

くらいは平気と言えば平気。「針、入りました。」「液〇〇CC出ました。」「液、止まりました。」二刺し、三刺しまでは順調。四刺し目、先生針で探ってませんか?先生それはちょっと痛いですけど、と心の中で思いながじっと耐える。「卵巣がクリンクリン動いて針がさせないんですよ。ちょっと抑えますね。」と言うと若い看護婦さんが「失礼します。」と右のお腹の上からギュ

ーっと押さえ込む。こっちも反射的に腹圧を入れるものだから半ば体重全がけの状態で押さえ込み。「力抜いてくださいね。」と言われましても力抜くとお腹つぶれそうだし。押されるのと針で探られるのとで痛い。ようやく四刺しめ終了。右腹から左腹に変わって、五刺し目も同じ状態。

次回  第21話  何個取れたでしょう?