フォトアルバム
カスタム検索
Powered by Six Apart

« 2011年9月 | メイン | 2011年11月 »

2011年10月

2011年10月29日 (土)

第43話 血迷って? 犬を飼う。パート6「殺処分犬から『栗』へ」

 犬を迎えることが決まったころに妊娠反応があり、犬が来るころに繋留流産になりました。忙しい。犬のためにサークル・トイレ・大量のシート、餌いれなど用意する。トイレのしつけがはっきりしないので準備だけはしておく。最悪の時は部屋中に敷いてやる。

6/3の夕刻、いとこが家まで連れてくる予定が遠方まで別のワンちゃんを連れて行くとのことで急遽、仕事場の駐車場にて受け渡し。車の中からけたたましい声。「あー、吠えてるね。」「うん、実は渡す前に健康診断とフィラリアの薬飲ませるはずだったんだけど、威嚇がすごくて、出来なかったの。」

車の中をのぞくとキャリアケースの中から歯をむいて威嚇中。ウー、ギャンギャン。「無理しなくていいから。もし無理だったら連絡して、迎えに行くから。」「一応、家で様子見てみる。」「これ、フィラリアの薬。」「しばらくは無理だろうから餌に混ぜ与えてみるかな。」ケースを抱えるとギャンギャン、車に入れてもギャンギャン、エンジンかけてギャンギャンギャン。

自宅まで15分ほどのドライブであるが、ずーっと話しかける。「怖いねー。」「曲がるよ。」「大丈夫、大丈夫。」延々としゃべり続けているとその内に吠えなくなり、自宅についてケースを持ち上げても吠えないし、威嚇もしない。

でも、まだはっきり性格が分からないので触ることが出来ない。お座敷に用意したサークルの中にキャリアケースごと入れて扉を開ける。サークル内をぐるぐる回って安全確認。2・3日は餌だけ上げて構わないようにしよう。

外観・鼻から眉間にかけて毛が無くツルツル。耳の外側の毛も無く、かさぶた。体毛が全体的に薄く、所々にハゲ。

31

餌をやるにも、咬む犬として来ているので迂闊に手を出すわけにはいかない、かといってびびっているのを察知されてはいけない。「お座り。」ストッ。座る。「待て。」と言いつつ少量の餌を置くと、手なんて見向きもしないでガツガツガツ。これは飢えている。すぐさま食べ終わると尻尾をふり、わたくしを見つめる。

餌、追加。食べ終わる。見つめる。餌、追加。食べ終わる。3回ほど繰り返すとサークル内をぐるぐる。う~ん。コロ。踏まないでー。シートで犬をけん制しながらすばやくシートを換える。寝床に用意した毛布の上に行き寝る。人が動くと寝床から起きてきてサークルの中をそわそわ動く。

観察は続く。

次回  第44話 血迷って? 犬を飼う。パート7「殺処分犬から『栗』へ」


次回  第43話 血迷って? 犬を飼う。パート7「殺処分犬から『栗』へ」

2011年10月23日 (日)

第42話 血迷って? 犬を飼う。パート5「栗ひろい」

 いとこには犬を飼う意思があり、縁があれば紹介して欲しいことをつげ電話を切った。わたくしだけ乗り気でも犬は家族になるのだからみんなが納得しないとね。

 数日して、いとこから電話。「2歳のトイプードルだけどどう?」「トイプーってどうして。」「飼い主が保健所に連れてきた犬なの。咬むからって。」「咬むの?」「咬むらしいけど保健所の人は咬まれて無いみたい。」2歳・トイプー、惹かれるな。でも、咬む。

「トイプーだから他にも貰い手があるとは思うけど。」「1日だけ頂戴。」といって1日待ってもらった。アダム、お義母さまを交えて家族会議。「2歳のトイプードルがいるらしいけど。」「トイプードルってどんな犬?」そこからですか。動物病院からもらったカレンダーをめくり指し示す。

「かわいいね。」「でも咬むらしい。」「咬むの?」「らしい。」しばしの沈黙。通常、ここでNGが出るはずなのに「大丈夫・・・かな。」「栗1世も少し咬んでたし、何とかなるんじゃない。」意外な賛同を得たので早速、いとこに連絡して受け入れOKを伝えた。

予防接種して2週間は保健所にいなければならない規則なので我が家に迎えるのは6/3に決まった。縁がつながった瞬間。

次回  第43話 血迷って? 犬を飼う。パート6「殺処分犬から『栗』へ」

2011年10月17日 (月)

第41話 血迷って? 犬を飼う。パート4「栗ひろい」

   動物愛護ボランティア ハッピーボイス   http://www7.ocn.ne.jp/~happy630/new.html
   ワンだふるニャいふ ハッピーボイスブログ http://happyvoice.sagafan.jp/

  前回からの続き。なぜいとこが動物保護団体をしているのを忘れていたかと言うと、あまり関わりたくなかったから。何が困るかと言うとわたくし自身が保護活動にはまる危険性が高いからです。どっぷり、はまると思う。

過去に車に引かれた犬を保護し病院に連れて行き大枚はたいたり、うじさんの沸いた子猫を拾ったり、虐待をうけていた猫を貰い受けたり。と何度と無くアダムに迷惑をかけてきた。今は特に、不妊治療を始めたので寄生虫だけは注意している。

 ただ、今回HP・ブログを見て、大変な頑張りように感動してしまった。寄付と個人の持ち出しで猫ハウスを作ったり、保健所から殺処分になる犬を引き取り里親を探したりとすごい活動。

 そこでまず目を引いたのがミニチュアダッククス。良く見ると前足が1本無い。公園に3匹いっぺんに放置されていたのを保護。しばらく、元の飼い主を探してみたものの、飼い主が現れなかったために里親の募集になった。

前足が1本無くてもいいかなと思いアダムとお義母さまに相談。答えは不可。もし転んでけがをしたら怖いから。ミニチュアダッククスはあまりの好きではない。との理由。

一緒にいるのはほとんどお義母さまなので意見は尊重しますが、一応、この子の状況を知るためにいとこに電話をするとブログに写真アップする前に里親希望が居たそうでその方が引き取られたそうです。よかったね。またもご縁が無く。

次回  第42話 血迷って? 犬を飼う。パート5「栗ひろい」

2011年10月12日 (水)

第40話 血迷って? 犬を飼う。パート3「栗ひろい」

 話は前後しますが体外授精をしたころから、本格的に犬を飼うことを考え始めた。この時期になぜ?と思われるかもしれないが、ようするに『お義母さまよけ』。言い方は悪いがうっとおしい。嫌いじゃないのよ。

ものすごい世話焼きさんなので妊娠などしようものなら始終「大丈夫?これ食べなさい。あれは私がするから。」と干渉が激化するのが目に見えている。お義父さまが入院してからは『栗2世』を話し相手に、お散歩が日課だったのに、最近はわたくしにその日の行動をひとつ残らず報告。

通常であれば、軽く受け流してご機嫌も取れようが、妊娠してホルモンバランスが狂っているときに言われるとさすがに切れそうなので予防線を張ることに。犬が予防線になるか?なってもらわなければ困る。ようは、一心に世話を焼ける何かがあけばいいのである。

 では、どのような犬を飼うか?血統書の子犬?雑種の子犬?否!成犬はどうだろうか。子犬をしつけるだけの時間が取れない。早速、地方月刊誌に載っている、『犬譲ります』を見てみる。前提は室内犬、トイレのしつけが出来ているとありがたい。

ネットで調べると福岡のある動物保護団体に惹かれる犬が。譲渡の規則が厳しいがそれでも引き取りたいと思い、メールで問い合わせても1週間ほど連絡が無い。返事が来てももう貰い手がつきましたとの事。まあ、貰い手があったのだから喜んでやらなければならないがなにか釈然としない。縁が無かったのだろう。

ある日、地方新聞の『犬譲ります』にいとこの名前を発見。そういえは私設の動物保護団体してたっけかな。HPアドレスが載っていたのでのぞいてみる事に。がんばってるな~。

動物愛護ボランティア ハッピーボイス   http://www7.ocn.ne.jp/~happy630/new.html
ワンだふるニャいふ ハッピーボイスブログ http://happyvoice.sagafan.jp/

次回に続く

次回  第41話 血迷って? 犬を飼う。パート4「栗ひろい」

2011年10月 7日 (金)

第39話  ①クール終了

 6/27術後の検診。内診の結果は、まだ少し出血があるものの内膜もきれいで大変良いそうです。「次回の治療はどうしましょうか?2・3ヶ月ほどお休みしても良いですよ。」「いいえ、体に問題なければバンバン行きましょう。」

それでは次の生理が来たらすぐに予約を入れて3日目以内に診察と血液検査をしましょう。それでスケジュールを組んでいきましょう。」「はい、②クールもよろしくお願いします。」

前も後も分からないまま始めた不妊治療も①クールが終了しました。②クールに備えメルビン→メトグルコが再開、体を整えましょう。160センチ-60キロこの数字を維持しながら次に進むのであります。

本日のお支払い   2850円 (メトグルコは10割負担 1210円)  累計 544000円 ①クール終了

   ロング法による体外受精 
    プラノバール  14錠     
    ブセレキュア点鼻薬 2本  
    フォリスチム150mg  自己注射×8回  院内注射×2回
   採卵2個 → 受精1個 → 繋留流産 → 手術            以上

次回  第40話 血迷って? 犬を飼う。パート3「栗ひろい」

2011年10月 1日 (土)

第38話 麻酔からさめるまで。

 AM6時 絶飲になる前に薬を飲むため、看護婦さんから起こされる。 点滴開始。点滴の針を刺すのに失敗。その痛みのほうが強くて、お腹の痛みが気にならない。朝食なしのため、ひたすらゲーム。

 AM8時30分 有馬先生が顔を見にくる。その後アダム到着。

 AM8時45分 車椅子で手術室に向かう。新館から手術室に行くには、本館の病室の廊下を通らなければならないため、他の患者さんからかなり見られる。その逆でわたくしからも病室が見える。昔ながらのカーテンの仕切りだけのベット、狭い。新館でよかった。差額ベット代1200円かかるけど絶対、新館。

 前室で手術室の看護婦さんに交代。手術台に乗ると、「もう少し、前に座って。もう少し前。おしりを浮かせて。」などと緊張感の無い指示がある。なぜかBGMは『夏祭り』「きーみーがーいたなーつーはー」懐かしさについ、ニヤリ。わたくしの年代に合わせていただいたのが有馬先生のご趣味か。

心電図・血圧計装着。「点滴から麻酔薬が入りますよ。1、2、さー。」ここで記憶が途絶えた。麻酔薬が入ると冷たいな。音がボヤッとしたなと思うと目の前が真っ白になって記憶なし。

次に目が覚めると手術室の前室。「やっと目が覚めましたか?10分ほど長く寝ていましたよ。」数回瞬きをすると麻酔が抜ける感じ。もう少し寝ていたかったな。最近のストレッチャーは自動で横のベットに患者を移動できるのを知って大感激。

 AM9時45分 病室に無事帰還。アダムはわたくしが長く寝てしまっていたのでカンファレン室で取り除いた内容物を見せられてしまったらしい。かわいそうなことをしてしまった。説明では、胎盤も胎胞もきれいに取れたので、後は少し出血して終わるそうな。

 昼食までもう一度、寝る。軽い生理痛みたいな感じがある。待ってました。昼ごはん。アダムは外に食べに行った。

614

30分~1時間ごとに看護婦さんのご訪問。3時ごろに早めの内診。「出血が多少はあるかも知れませんが退院しても大丈夫です。」と言うことで早足で病室に戻っていると「まだ、ゆっくり歩いてください。」としかられた。

準備万端、さぁ帰ろう。でも、入院費の精算が病室に上がってこない。それから待つこと30分。請求書を持ち、人質となった10万円を救出して、家路に着いた。

本日のお支払い   22190円 (3割負担)  累計 541150円

次回  第39話   ①クール終了