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2012年6月

2012年6月27日 (水)

第68話 移植しました。けど。

 1/23移植でございますが、E2値がちょっと足りませんなー。66しかない、100は欲しいとこだけど元々ホルモン補充周期では上がらないし、自然周期であれはギリギリ移植できるとのことでこのまま続行。3AAの胚盤胞を移植。ストックは1個だけなので何とか着床してね。

エストラーナテープで補充。1日2枚。3日後の1/26にもう一度血液検査。
                  本日のお支払い    自費135600円              累計163800円

 1/26採血結果、E2値は115で何とか、PG(P4)値が???・・・6.3激落ち。急いでプロゲストン50筋注、膣剤を処方されました。1日2本朝・夕。こりゃー無理だろう。わたくしの卵巣よもうちょっとがんばれ。
                  本日のお支払い    自費6310円              累計170110円

 1/29日曜なので採血だけして1/30電話にてホルモン値の確認。
 2/1妊娠判定の日でございます。胚盤胞の移植は判定まで早いこと。ホルモン値であたふたしていたので尚のこと。結果は「陰性」そうでしょうとも。

 なのでこの時わたくしが先生に言ったことは「次回、移植するときは、バンバンホルモンを補充してください。こんなガタガタ変動したらだめですよね。」先生も納得されたようで「次回は飲み薬のホルモン剤を使ってみましょうね。」とのこと。

でも、次回ってお金が足りなーい。

    2.5クール目終了。本日のお支払い 自費5850円   累計175960円 採卵・凍結なしだとこのくらいかかるのね。

次回  第69話 お金が足りなーい。


 

2012年6月17日 (日)

第67話 移植に飽きた。

 卵育てて、採卵して、ホルモン上げて、移植して、結果発表。なにかマンネリ化している。治療を始めたころは知らないことばかりで、毎回新鮮だったのが数回繰り返している間に慣れてきた。というか飽きてきた。

「なんと失礼な。欲しくて欲しくてずっとがんばっている人間の身にもなれ。」といわれるでしょうが人間、慣れます、飽きます。

大金はたいて治療しているので真剣にはやっているのだけれど、もっとこう何かが欲しい。救いといえばアダムが愚痴をこぼさないことと、一度説明したことを忘れて何度も聞いてくること。

「注射何回打つの?」「鼻のスプレーなんでするの?」など似たようなことを聞いてくるので復習をかねて丁寧に説明する。

それだけ関心があるということでしょう。たぶん。でも、若年性の健忘症じゃないのかとちょっと心配。

そこで次回採卵となったら新しいことに挑戦してみよう。それは、「プラセンタ」。ふつーじゃん。と思われる方もいらっしゃるでしょうが、高木病院はどちらかと言うと『保守的』。地道に地道に、小さなことからコツコツとタイプ。

なので自分で変化をつけようではないですか。ということで高木病院では扱っていない「プラセンタ」。といいながらネットでよく見るプラセンタ注射は医療との連携的に無理。金銭的にも。

そこでドリンクタイプのプラセンタ、内容量と金額を比較して「王乳33000」を1日1/2本、フォリスチム注射と同時に摂取することに決定。まぁ、まずは移植が目の前なのでそこに集中。次の採卵の時は「プラセンタ」、勝手に追加しまーす。

次回  第68話 移植しました。けど。

2012年6月 6日 (水)

第66話 20年前の不妊治療

 ついでの話ではありますが、このおじ様にも子供が居りません。今年60歳、この時、聞いた話では20数年前に不妊治療をしたとのこと。男性不妊で本人曰く「顕微鏡で指で数えられるくらいしか居なかったよ。はははは。」豪快なこと。

そこでちょっとだけ掘り下げることに。20数年前というと日本でも体外受精が行われるようになっていたものの通っていた病院では人工授精が主流だったらしく、何とかして精子の数を増やさなければならなかった。

そこで週に2度ホルモン注射を打っていたがこれがまた痛い。腕への筋肉注射。通常の人で3ヶ月のところを半年「数が少なかったからね~。」としみじみ昔を振り返って話してくれました。

奥様には、問題が無かったので自然周期排卵での人工授精を幾度と無く行ったが成果は得られなかった。そこで奥様に排卵誘発剤を試みてはと話があったそうですが、

知り合いに誘発剤を使って三つ子が生まれその中の一人が障害を持って生まれたので誘発剤は使えなかったとのこと。誘発剤が直接障害に関係しているわけではないのでしょうが、その当時は『もしかすると』という気持ちがあったそうです。

その病院では卵子の数のコントロールができず、反応がよい人であれば多数排卵する。体外受精のように数を限定して体内に戻すことができないので五つ子・六つ子が生まれる可能性もある。そうなるとどうしても多少の障害が現れるかもしれない。かなり悩んで医師に聞いたそうです。

「着床した胎児を減らせますか。」「できません。」この返事で誘発剤を使わないことに決めたそうです。自分は先に死んでしまうのに障害を持った子供を残して死にたくなかったそうです。

20数年前の話なので、不妊治療、障害に対する考え方は今とは違います。不妊治療を受けているだけで陰口を言われる時代。特に田舎になればなるほど。こっそり遠方の病院に通う。

考え方は人それぞれということでコメントは受け付けません。誰にも言っていない貴重な話を聞かせていただきありがとうございました。今日はここまで。


次回  第67話 移植に飽きた。