第65話 子宮を暖めるためにタイ式マッサージをしてみる。
わたくしはなぜベットの上にいるのでしょう?予定には無かったのになぜにベットの上に?本日は、アダムの腰や背中の筋肉が張ってしまったためにマッサージに行きました。
マッサージ屋さんはアダムを大変かわいがってくれるおじ様で、毎度格安にて施術していただきます。そのおじ様が先月タイに修行に行き、タイ式マッサージの免許を取得。
アダムがタイ式マッサージのその第1号のお客さんとなるべくい行くことに。おじ様はわたくしを見るなり「今日は君から。」へっ?君からって、今まで一度もマッサージを受けたこと無いわたくしを指差されても。
おじ様はわたくし達の不妊治療のことも、もうすぐ移植ということも分かっているので血行を少しでも良くするためにマッサージをしてくれるらしい。もちろん格安で。
前回の移植キャンセルもあるし、少し体が冷え気味なのでここは意を決してお願いすることに。まずは足の裏から・・・。ふくらはぎ・・・もも・・・股関節・・・手のひら・・・腕・・・腕のリンパ節などなど・・・。
からだ、温かくなってきた・・・。おなかのあったか。いい感じ。されるがまま、まな板の鯉。約1時間、ありがとやんした。
次は、アダムの番。「いててててて・・・・、うぎゃー。」同じことをされているのにアダムの絶叫は響く。他にお客さんがいなくてよかった。まるで拷問を受けている様。
「ちょっと、足押さえて。」右足をマッサージされると左足が、左足をされると右足が無意識におじ様を蹴り飛ばす。なんと失礼な。わたくしの全体重をかけ、押さえ込み。
「抑えてマッサージするのは初めてだよ。」と笑ってもらえましたが、『わたくしも初めてでございます。』・・・苦笑。「やっと終わった。」他人事のようにお茶を飲むアダム・・・。おつかれさまでした。
次回 第66話 20年前の不妊治療