第42話 血迷って? 犬を飼う。パート5「栗ひろい」
いとこには犬を飼う意思があり、縁があれば紹介して欲しいことをつげ電話を切った。わたくしだけ乗り気でも犬は家族になるのだからみんなが納得しないとね。
数日して、いとこから電話。「2歳のトイプードルだけどどう?」「トイプーってどうして。」「飼い主が保健所に連れてきた犬なの。咬むからって。」「咬むの?」「咬むらしいけど保健所の人は咬まれて無いみたい。」2歳・トイプー、惹かれるな。でも、咬む。
「トイプーだから他にも貰い手があるとは思うけど。」「1日だけ頂戴。」といって1日待ってもらった。アダム、お義母さまを交えて家族会議。「2歳のトイプードルがいるらしいけど。」「トイプードルってどんな犬?」そこからですか。動物病院からもらったカレンダーをめくり指し示す。
「かわいいね。」「でも咬むらしい。」「咬むの?」「らしい。」しばしの沈黙。通常、ここでNGが出るはずなのに「大丈夫・・・かな。」「栗1世も少し咬んでたし、何とかなるんじゃない。」意外な賛同を得たので早速、いとこに連絡して受け入れOKを伝えた。
予防接種して2週間は保健所にいなければならない規則なので我が家に迎えるのは6/3に決まった。縁がつながった瞬間。
次回 第43話 血迷って? 犬を飼う。パート6「殺処分犬から『栗』へ」

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