第4話 公開学級「私も赤ちゃんが欲しい」からの~??
公開学級終了後、看護婦の真島さんに今後の治療の流れを聞こうと思っていると参加者の数人が代わる代わる相談しているのでしばし待つ。早速、初診の予約を取る人が何人かいた。待つこと15分、最後が私たち、話しかけると笑顔がいい女性。
「わたくし、もう39なんですよねー。急がないとまずいですよねー。」と笑いながら話しかけると、受講中のわたくしたちの反応が他の人たちと違っていたのをご存知のようで「ほんとに急がないとねー。」と笑顔。
「タイミング法とか人工授精なんてすっ飛ばして体外受精からがいいてすよねー。」「そうね、急ぎましょ 急ぎましょ。」わはははは。「じゃ初診の予約入れましょうか。予約取れなくなっちゃうから」そう、人気病院だけあって希望日の予約がとりにくい土曜日だと3ヶ月後。
自営業なのでパートさんとの時間調整で即答できなかったので、空いている日時を聞いて一先ず退散。真島さん、またねー。お念仏・・・女性には葉酸。男性には亜鉛。買って帰ろっと。
無事、アダムに「知恵の実」を食べさせることに成功したわたくしは、この公開学級復習に余念がない。なぜならアダムがひたすらにわたくしに質問するのが分かっているからである。
「で、結局ぼくは、何回病院に行けばいいの?」「最低、2回」「痛くないよね?」「サイコーに痛くて注射の針」即答できない時は、もらった説明のペーパーなどを見ながらの説明となる。"不安を与えない、わたくしは何でも理解していて、ぜんぜん簡単なことなのよ"的に話を進めないとバックレます。すでに子育て状態のわたくし。あなたのママじゃないのよー!!
「じぁ、予約とっていいよね。40代のなると急激に流産率が上がるから」「そうだねー。危なかったね、まだ39だからぎりぎりセーフだよね。」んなわけないだろ! 個人差があるからデーター上の1歳なんて無いようなもの。 なんて言ってはいけません。「ぎりぎりだったねー。」順調に行っても出産時には40才てことも言わない。ただひたすらに、前を向かせましょう。
翌日は日曜日なので月曜の朝一に予約の電話を入れると希望日の2/3はすでに埋まり、2/4の9時で少し待てば何とかなるとのことでそこに押し込んでもらった。予約完了!! 次からは、検査開始だ。オー!!
次回 第5話 やっぱり、お金の話よね。

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